看護師のお仕事
看護師として働いて6年目になります。
私は大学病院の入院病棟で働いていました。
仕事は入院している方への医師の診療の補助になります。
実際には毎日の診察の際の補助の他、治療の補助、入院中の患者様の日常のケアが主です。
入院されている方は治療目的なので、点滴の管理や日々の生活上の変化を観察、医師への報告が主に行われています。
私が勤めていたのは大学病院だったので、悪性腫瘍の方が多く、抗がん剤治療や放射線、手術等の治療目的での入院でした。
このような入院の場合、看護師の主な仕事は点滴管理や抗がん剤による副作用症状の有無の確認、手術後の合併症の出現の観察等でした。
点滴管理や抗がん剤の管理や副作用の有無確認には細心の注意を払っていました。
副作用によるショックも稀に出現する場合があったからです。
入職したての頃はあまり怖がらずに点滴管理もしていましたが、年齢を重ね、治療の重要性とリスクを認識するようになってくると様々なリスクを考えながら日々の看護を行うようになりました。
また、看護師として入院病棟で働いている以上、日々の患者様とのやり取りも大切な看護であることがありました。
現在の家族構成や経済的状況等、入院しているからこそ話してくれる内容が、退院後の患者様の生活に必要な物を考える情報として重要になってきます。
毎日の治療だけでなく、日々の生活の中でのやり取りも看護師にとっては大切な情報源であり、仕事でした。
看護の仕事は言葉で表すと簡単そうですが、実際に働いてみると様々な視点が必要で、毎日頭をフル回転して、看護師同士、また医師との情報共有の中から見えてくる情報もあり、様々な方面とのやり取りが必要だと思います。